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令和6年 第1 回定例会報告
令和6年2月13 日より開会した神奈川県議会令和6年第1回定例会は、計108 件の議案および4 件の意見書案を可決・同意し3 月25日に閉会しました。
2024 年度一般会計予算案を可決
可決された2024 年度一般会計当初予算案の総額は、2兆1045 億余万円にのぼります。子ども・子育て支援策を充実するための施策や共生社会実現、脱炭素社会への取組等が盛り込まれました。
また、新年度から実行の段階へ移る県の総合計画「かながわグランドデザイン」基本構想の変更に関する議案も可決されました。
加速する人口減少社会、超高齢社会を乗り越え、どのように希望ある未来をつくっていくのか、目標年次の2040 年に向けて大変重い課題ではありますが、県民目線を大切に職務を果たしていきたいと思っています。
意見書案では「中小企業における多様な人材の確保に向けた支援を求める意見書」、「『困難な問題を抱える女性への支援に関する法律』の施行に関する意見書」、「PFOS等を含む泡消化剤の流出防止に係る抜本的対策を求める意見書」、「手話言語
による国歌策定を求める意見書」などが可決されました。
積極的な災害対策
1月に発生した能登半島地震を受け、災害時に向けた様々な準備・対応に関しての議論も行われました。
ライフラインの断絶や孤立地域の発生などにより困難に直面する避難者への支援体制の再検証を始め、災害から県民の生命を守る対策を確実に進める取組、被災状況によっては機能を果たせなくなる場合も想定される応援部隊受入拠点としてのヘリコプターの臨時離着陸場に関する対策に関しても積極的な議論を交わしました。
県民の皆様には災害を自分事として捉え個々の備えや対策を進めていただく「自助」、自治体の立場で広く大掛かりに行う「公助」、さらにそれぞれが協力することで力を発揮する「共助」と、官民一体となった対策・対応が何より重要であるという視点から、今後も災害への備えを進めていきたいと考えます。
県民生活や経済活動に安全安心を実感でき、希望が持てる社会を目指して、施策展開を実行してまいります。