県政レポート26号「2019年度第3回定例会報告号」

目次

第3回定例会閉会 2019年度一般会計補正予算案等を可決 台風被害へ予算面で復旧支援 

 神奈川県議会第3回定例会は、総額177億3500万円の2019年度一般会計補正予算案など計39議案を可決・同意し、12月18日に閉会しました。

甚大な台風災害に即断で予算を執行

 台風15号、19号が相次いで襲来したのは、第3回定例会の会期中(9月6日に開会) でした。県内では、近年稀にみる甚大な被害に見舞われました。 
 県議会ではいち早い復旧に向けた支援策を議論し、予算面でも174億余万円の補正予算案を早急に可決、速やか且つ的確な予算執行で復旧支援につなげました。

 大規模な風水被害の発生は、昨今の異常気象によるものと言われており、今後も発生が危惧されていることから、減災をはじめ災害に対して強靭な県土づくりに向けた施策が、今後の最重要課題との認識を深めたところです。
 その他、補正予算案には産業技術短期大学校西キャンパス新築工事費等が盛り込まれました。

ハードディスク流失問題

 さて、先日「神奈川県庁 の情報流失」事件がニュー スで大きく報じられました。

 県庁の行政文書を蓄積し たハードディスクがネット オークションを通じて転売 され、その情報の流失が危 惧されました。

 幸い、転売 されたHDDのすべてを回 収することができましたが、 到底容認できない事件であ ることから、県に猛省と再 発防止を求める決議を、全 会一致で可決しました。

 今後、二度と繰り返されることのないよう、再発防 止策に取り組むよう強く求 めたものです。

 その他、大学入試共通テ ストの方向性が未だ流動的 であることから、同テスト の円滑な実施を求める意見書案、また、豪雨に対する 国土強靭化の更なる推進を 求める意見書案、聴覚障害 のある乳幼児や児童に対す る手話習得の機会確保など を求める意見書案・決議案 の4件を可決しました。

第112代神奈川県議会議長就任にあたって

 5月14 日に行われた神奈川県議 会議長選挙において、私梅沢裕之は、 第112 代議長に選出されました。

 折しも年号が変わり、新たな時代 の到来が予感される中、時代に即し、 変化を先取りする議会運営を目指し ていきたいとの思いで、議長席に着 いた次第です。

 「開かれた議会」は、長く私の目 標としている課題です。議会への理 解と関心を深めてもらうことが、活 発な議会活動、議会の質の向上につ ながると信じております。

 それを試行する取り組みとして、 議場の一 般公開を9 月 7 日、8 日に 行 ったところ約800 人の来場があり ました。

 議場エリアヘの入場は、議場が建 設された昭和41 年以来はじめてのこ とです。

 様々な公務を通じてお会いし、話 をした方々、実際目にした現状の数々 は、これまでとは比べものにならな いほど多様です。この得難い実体験 を、県政の場で活かしていきたいと 思います。

 現代社会は豊かで便利になったと は言え、種々の課題を抱えています。 その課題を整理解決し、次代へより 良い未来をバトンタッチできるよう、 与えられた職務を精一 杯全うして参 ります。

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